マフィア

女の子とメッセージのやり取りをしているおじさん。明日会う約束をしている。ホテル代はこちら持ち。それに加えて1回5万円。おじさんはニヤニヤと、明日が待ちきれない様子。

次の日。女の子が寄ってくる。いつも通りのキモオジだとでも思うような喜悦も驚嘆もない表情をした。早く済ませようとおよそ初対面の人に対してとは思えない対応で、段取りを進めていく。エレベーターに向かうまでに、おじさんは、何カップなのかとか、周期はどれくらいなのかとか、デリカシーのない質問を続けた。エレベーターが3階につき、扉が開いた時には、女の子のおじさんに対する目は人に向けるものでは無くなっていた。おじさんが部屋の扉を開けて女の子を誘導し、部屋に招き入れ、鍵を閉める。女の子はすぐに、ベットに腰掛けスマホを弄り始める。まずはスマホを奪い、その後、人差し指と中指を鋭く伸ばし喉を強く突く。息が出来なくなって苦しそうにしている女の子は、おじさんと初めて目を合わせた。おじさんは女の子苦を悲しそうに見つめた。時期にどちらも涙が零し始めて、女の子が苦しまなくなった時にベットの上で2人の涙が混じり合った。直ぐにおじさんは電話かけて、愛でるように抱きしめた。その後部屋に入ってきたスーツ2人がおじさんと女の子を引き離して、袋詰めし易い様に体を切った。それを見ておじさんはわんわんと泣いている。おじさんはこの仕事が終わったあと、毎回思うもうこんな仕事はやめてしまおうと。